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皆既日食

3年前、トルコはアンタルヤの山中で見た皆既日食は、雲ひとつない状態で見れたパーフェクトな「The Total Eclipse」だった。あれから3年、自分が住む国で見れるというので、我々THE SUNPAULOは、その日食パーティを目指しツアーを組んだ。アルバム「ONE PEOPLE」をひっさげ、東京〜京都〜大阪〜静岡〜高松〜名古屋〜広島〜福岡〜久留米と、車一台にメンバーとスタッフが乗り込み、そして機材を積んで移動した。鹿児島からフェリーに乗り込み11時間かけて奄美に到着。会場の笠利に着いた時は、快晴で灼熱の熱帯雨林状態。誰もが、快晴状態で皆既日食を見れると思っていた。前日夜の凄い盛り上がりを見せたダチャンボのライブにも飛び入りし、卓球やケンイシイ君のDJプレイで夜通し上がりまくり、Ree KさんとSystem7を経て、一睡もすることなく10:55を迎えた。トルコの時と同じく、太陽が欠けていくと共に周りの気配がどんどん変わっていく。今回のロケーションは最高なもので、海〜山〜緑〜空気全てが完璧なセッティングと言っても過言じゃないシチュエーション。凄いスピードで潮が引いていく。鳥がざわめく。気温がすーっと下がり、空の色がどんどん変わっていく。トルコの時ほどじゃなかったけど、叫んでいるヤツもいる。日本人も外国人も、老若男女関係なしに垣根がなくなっていく素晴らしいヴァイブスは、トルコの時と何ら変わらない。雲が空を覆い、欠け始めてからもグラスなしで肉眼で見れる状態だった。それでも最長時間が臨める悪石島や諏訪之瀬島は雨で全く見れなかったというから、そのことを思えば奄美北部はまだラッキーだった。最後細い線になり、ただの一点になり、なくなる瞬間まで全部見れた。ただ残念だったのは、皆既状態のあの「真っ黒の太陽にコロナ」という例の状態は、さすがに見れなかった。そこに至るまでの部分日食は、まるで「朧月」を見ているような、雲の合間から見え隠れする何ともセクシーな日食だった。水墨画を見ているような印象主義的な「和」な感じの日食だった。繊細でエロくて美しい日食だった。トルコで見たあまりに完璧な「太陽の存在の強さと自分の小ささを知る」皆既を一度みているので、ぶっちゃけ最初は物足らなかったが、後でジワジワとくる繊細さが日本らしいというのか、うまく言えないがそんな日食だった。相方のタイジ君は、これで3度目。僕は2度目。別にいわゆる「日食ハンター」ではないので、全ての皆既日食を追おうとは思わないが、いい場所の時は機会があれば見に行きたいと思っている。イースター島はそういう意味で悪いわけがない。今回のそんな日本らしい皆既日食は、それはそれでとても味わい深いものとなった。もはや何度も追っている友人は、たまにはこういうのもいいかなと思えるようになったと言っていた。

途中体調を崩したりもしたけど、THE SUNPAULOのツアーもひとまず成功に終わり、とても楽しい2009年7月だった。達成感と充実感を味わいながらも次のステップを目指すべく謙虚に頑張りたい。各地で知り合いになれたたくさんの友達、そして今回のライブを見に来てくれた人達は、大切な財産だ。これからも頑張りますので、宜しくお願いします。次はライジング!北海道で大暴れしてきまーす!
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